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ラップ口座

2011年11月

ラップ口座とは、法令等で定義のある用語ではありません。英語の文字どおり「Wrap(包む)」という意味で、個人投資家向けの金融サービスを提供する口座であり、当該口座における種々の手数料(委託売買、保護預かり、投資一任報酬等)を運用残高等に応じて一括で徴収するスキームの金融サービスを指します。
日本では、主に富裕層向けの金融商品(サービス)として、投資家は運用を委託する金融機関との間で投資一任契約を結び、金融機関にラップ口座を開設します。この口座では、投資家との間で契約時に取り決めた大まかな運用方針をもとに、金融機関の判断で投資運用を行います。

日本でのラップ口座の歴史

2004年4月、投資顧問業法の改正施行により、投資一任業務を実施するための条件が緩和され、実質的に証券会社などにおいて投資一任業務が可能になりました。法改正を機に、米国では30年以上も前から行われていたリテール向けラップサービス(マネジメントアカウント)が日本でも提供できるようになりました。

ラップ口座の状況

ラップ口座を利用する顧客との契約状況

出所)社団法人 日本証券投資顧問業協会 統計資料 平成23年6月末よりNRIにてグラフを作成

右のグラフは、ラップ口座を利用する日本の顧客数の推移です。
日本のラップ口座のマーケットの規模は約6000億円、契約件数約40,000件です。(2011年6月現在)

米国マネジドアカウント残高(1994-2011年6月末)と残高推移予測※(2012-2014年末)

※2011年値は6月末現在。2012-2014年の予想残高はCerulli Associates推定
出所)Cerulli Associates, SIFMA, FRB資料よりNRIアメリカ作成

右のグラフは米国マネジドアカウント残高(1994-2011年末)と残高推移予測(2012-2014年末)です。
米国のマネジドアカウントマーケットは、相対的に順調に成長しております。

日本と米国でサービス内容や税制等に違いはありますが、海外での資産運用が拡大している昨今、国際分散投資を「プロに任せる」個人向けの資産運用サービスとして、今後日本においても成長する余地の大きいサービスなのではないかと考えます。

ラップ口座向けトータルソリューション

NRIは2004年の法改正から、米国で主流となっている個人投資家向けラップサービスが日本でもできるようになると予測し、それまで運用会社向けに提供していた業務ノウハウやシステムソリューションを活用した、ラップ口座の運用管理システムの提供を開始しました。

ラップ口座を契約する場合には契約前に、金融機関の営業担当者は、投資家ごとに最適なポートフォリオを提案し、投資方針を明確にする必要があります。そこで、最適なポートフォリオを作成して投資家と契約を結び、ラップ口座の運用管理をサポートするのが「ラップトータルソリューション」です。

  • 「WrapFlow」(資産運用管理システム)
    株式や投資信託の売買案件の作成、手数料(フィー)計算、パフォーマンス計算など、ラップ口座の運用管理を行うための各種機能を提供します。
  • 「ListFlow」(営業管理支援システム)
    投資性向(またはリスク許容度)に関するヒアリング情報の管理、顧客への提案書作成、契約情報の管理など、ラップ口座サービスの営業支援、顧客管理を行うための各種機能を提供します。
  • 「ListFlow CS」(顧客向け情報開示オプション)
    運用報告書の作成やウェブサービスによる顧客への情報開示など、運用状況を顧客に開示するための各種機能を提供します。

2011年10月に「WrapFlow(ラップフロー)」は、クラウド環境上で稼働するリニューアルを行いました。NRIは、今後もシステムソリューションの拡充や機能の向上を通じて、金融機関のラップ口座業務の効率化やサービス向上に貢献していきます。

ソリューションについては以下へお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

  • 部署証券ソリューション事業八部
  • 電話03-6660-8787
  • E-mailwrap-sales@nri.co.jp

注目ワード : ラップ口座

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