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【 外国証券:海外指数 】欧州ソブリン格下げによるシティグループグローバル債券インデックスサービスへの影響

2012年03月09日

2010年のギリシャ財政問題から始まった欧州のソブリン信用危機は、その後PIIGSの債務問題へと発展し、現在も収束の気配を見せておりません。格付機関は、欧州ソブリンの格付に対する見直しを相次いで発表しております。
本ニュースでは、IDSで提供中のシティグループグローバル債券インデックスサービスを取り上げ、欧州ソブリン格下げの影響についてご説明致します。

1.ポルトガルのWGBI構成国からの除外

シティグループ世界国債インデックス(以下、WGBIと略します)は、その構成国の除外ルールとして信用格付け基準を設けています。具体的には、ある国の発行体格付けが、Moody'sがBaa3に満たず、且つS&PもBBB-に満たなくなった場合、その国の国債を組入対象から除外することになっています。欧州危機以降、ギリシャとポルトガルがこの基準に抵触し、構成国から除外されております。ポルトガルの例では、2011年7月5日にMoody's格付がBaa1からBa2へ格下げされ、2012年1月13日には、S&P格付けがBBB-からBBへ格下げされました。これを受け、ポルトガルは、2012年2月よりWGBIの構成国から除外されております。また、ギリシャ、ポルトガルは、同様の除外ルールを持つ欧州国債インデックス、EMU国債インデックス(EGBI)、世界BIGインデックス(WBIG)、ユーロBIGインデックス(EBIG)の構成国からも除外されています。ただし、注意しなければならないのは、ギリシャやポルトガルの国債インデックスの算出自体は停止されていないということです。元々、シティグループは、WGBIの構成国以外の国債についても、参考市場としてインデックスを公表しているケースがあり、ギリシャやポルトガルも参考市場という位置づけで、算出が継続されているためです。

2.IDSでの対応

IDS提供のシティグループグローバル債券インデックスサービスでは、WGBIと参考市場インデックスの双方を提供しております。そのため、ギリシャやポルトガルの国債インデックスについても、参考市場インデックスとして引き続き提供しております。今後、他国で同様の信用格付け基準に抵触するケースが発生した場合は、最終的にはシティグループの判断に依存するものの、ギリシャやポルトガルと同様の対応になる可能性が高いと推測されます。

【ご参考】2012年2月ポルトガル国債のWGBI構成国除外:

20120309.jpg

(出所:Citigroup Index LLCの資料を元に作成)

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