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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2018年1月号

金融市場

求められる一億総株主化

未来創発センター 主席研究員 大崎貞和

日本の個人金融資産構成は長年にわたって預貯金に偏っており、欧米諸国に比べて非効率な運用が常態化している。これまで政府・金融庁が資金シフトを促す様々な施策を講じてきたが、今後は、そうした方向を更に進めて「一億総株主」の社会を実現しなければならない。

金融市場

人口動態の変化と不動産市場の調整圧力

未来創発センター 戦略企画室 上級エコノミスト 佐々木雅也

生産年齢人口の変化と不動産価格の調整には関連性があるという見方がある。その立場からすると、不動産市場に不均衡が蓄積しているマレーシアや生産年齢人口のピークが過ぎた東アジアの動向に注意しておく必要がある。

リスク管理

FinTechで露呈する「外部委託先」管理の限界

金融システムリスク管理部 部長 能勢幸嗣

FinTechの進展によって、金融機関の提携先・関係会社が増え、「リスクの外部割合が高まる」傾向にある。その際、いざ提携先で障害が発生すると、事業継続が困難になることにより、金融機関側まで直接的な影響や風評被害を受けることになる。こういった広義の外部委託先管理の巧拙が、ビジネスの成否に潜在的な影響を及ぼすと考える。

リテールビジネス

米国ロボ・アドバイザー利用者にみる日本での普及のヒント

リテールソリューション企画部 上級コンサルタント 東山真隆

米国ロボ・アドバイザー利用者の実態調査によると、主に、投資経験のある30~40代が中長期での積立投資にロボ・アドバイザーを利用している。日本での利用促進や運用資産拡大のためには、投資経験者の年齢分布等をもとに、顧客像やサービス内容を補完していく必要があるのではないか。

中国金融市場

中国における金融リスク防止策の強化

NRI北京 金融システム研究部長 神宮健

中国政府は、シャドーバンキングや地方政府の隠れ債務という従来から指摘されてきた金融リスクの防止に向けた動きを強化しており、中国経済のリスクを判断する上で評価できる。

海外トピックス

海外トピックス

金融ITイノベーション事業本部 事業企画室契約研究員 國見和史

・米エクイファックス社の個人情報漏洩事件がもたらした波紋英FCA
・「レギュラトリーサンドボックス」の一年目は成功だったと評価

数理の窓

天動説のかけらを拾う

須貝悠也

夜空にきらめく星々はいつの時代も人を惹きつけてやまないが、その正体が遥か彼方で燃え盛る灼熱の星の、遥か昔に放たれた光だと分かったのは近代に入ってからである。人類は古来より星空を見上げ、宇宙にまつわる様々な謎を解明してきた。その長い歴史の中、人々が信じる宇宙の姿も時代とともに移り変わっていったが、中でもとりわけ有名な誤りとして知られるのが、ご存知「天動説」である。