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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2016年11月号

金融市場

顧客本位の業務運営を求める「金融レポート」

未来創発センター 主席研究員 大崎貞和

「金融レポート」は、国民の安定的な資産形成に資するよう、金融機関に顧客本位の業務運営や「フィデューシャリー・デューティー」の徹底を促している。過剰規制に陥らない「ベスト・プラクティス」の形成が求められる。

アセットマネジメント

MiFID II を機とした運用会社におけるリサーチリソース配分の見直し

NRIアメリカ リサーチアナリスト 鈴木枝理子

欧州第二次金融商品市場指令の下、約定執行手数料とリサーチ手数料の分別規則が2018年1月より導入される。運用会社ではリサーチリソースの調達体制見直しや社内外で利用可能なリソースオプションの再評価を通じたコスト再配分への検討が始まっている。

金融インフラ

スマートコントラクトがもたらす金融サービスの変化

証券グローバルソリューション事業推進部 システムコンサルタント 北原真由美

スマートコントラクトはブロックチェーンと組み合わせて適用することが多く、取引プロセスの自動化や効率化が期待されている。金融業界においても、新たな技術の実用化に向けて各国で実証実験が行われており、今後、金融サービスにも大きな変化が生じる可能性がある。

IT&オペレーション

デジタル時代のITガバナンス―ビジネスIT導入の統制と推進の在り方―

金融ITコンサルティング部 上級システムコンサルタント 横田繁樹

デジタル化の進展により、企業ではITを活用した先進的なサービスで事業を拡大しようとする動きが活発化している。スピードを優先する業務部門が主導するビジネスITの導入にはリスクがあるため、IT部門も関与し、ビジネスITの統制と推進を図る対応を行うべきである。

中国金融市場

P2P金融に対する規制を本格化する中国

NRI北京 金融システム研究部長 神宮健

P2P金融に対する規制の発表を受けて、中国のP2P金融は淘汰の時期に入った。一方、インターネット金融のリスクとチャンスをいかにバランスするかという挑戦は今後も続く。

デジタルイノベーションPreview

ベイエリアのデジタルイノベーション

NRI IT Solutions America 出向 上級テクニカルエンジニア 幸田敏宏

新たなサービスが日々立ち上がるベイエリア(サンフランシスコとシリコンバレーを含む地域一帯の名称)から、注目サービスの一部を取り上げながら今後の活用を考察する。

数理の窓

アンナ・カレーニナと環境適応―他人の不幸からは学べない?!―

NRIアメリカ リサーチアナリスト 鈴木枝理子

「幸せな家庭はどれも似通っているが、不幸な家庭はそれぞれの形がある」―トルストイの名作「アンナ・カレー二ナ」の冒頭部分にちなんで名付けられた「アンナ・カレーニナの原則」は、米国の進化生物学者ジャレド・ダイアモンド氏が野生動物の家畜化を例に、環境適応の条件についても同様のことが言えるとして擬えたものである。すなわち、家畜化に成功した動物の特徴はどれも似通っているが、家畜化に失敗した動物にはそれぞれの形(個別性)があるという。