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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2016年10月号

リスク管理

改正会社法施行により幕が開いた「真の内部統制」の時代

金融システムリスク管理部 上席コンサルタント 大澤英季

昨年5月の改正会社法及び改正会社法施行規則の施行に伴い、多くの企業で「内部統制システムの基本方針」が見直された。また、運用状況の開示義務化により、事業報告(株主総会の招集通知に掲載)に運用状況の概要が記載されるようになった。今般の法改正により、企業において既に整備・運用されている「内部統制」は新たな時代に入ったといえるのではないだろうか。

ホールセールビジネス

Citadelの躍進にみる米国デリバティブ市場の構造変化

ホールセールソリューション企画部 主任研究員 池田雅史

店頭デリバティブ規制を契機に、米国市場は構造変化を遂げつつある。具体的には非銀行プレイヤーの台頭である。米国での変化が日本にそのまま適用できる訳では必ずしもないが、規制導入後数年足らずでプレイヤーのポジショニングが変わる様は大いに示唆に富む。

保険ビジネス

保険領域におけるFinTechの動向

金融デジタルイノベーション推進室 上級コンサルタント 佐々木学

FinTechとして、新たなサービスが続々と登場する昨今の金融業界の中、保険の分野は、やや立ち遅れている感がある。しかし、海外ではInsurTechとして俄かにトレンドが形成されている。今後日本の保険業界も、オープンイノベーションを軸として、将来の変化に備えるべきであろう。

金融インフラ

レファレンス・データ管理業務の分離・共同化

ホールセールソリューション企画部 上級研究員 片山謙

厳しい事業環境に直面する大手投資銀行は、レファレンス・データ管理業務の一部を分離し、他行と共に共同化することで、効率化やリスク低減に繋げる動きを進めている。データ管理の巧拙が一層問われる時代になった。

金融インフラ

金融包摂の鍵となるFinTech

金融デジタルイノベーション推進室 上級研究員 柏木亮二

金融アクセスの拡充は貧困削減のための不可欠な要素との認識が広がっている。この「金融包摂」は世界的な政策課題として重要性が高まっており、近年FinTechを活用した金融包摂促進のための取り組みが各国政府や国際機関によって進められている。金融包摂は発展途上国にとどまらず、先進国でも重要な政策課題として今後注目されるであろう。

海外トピックス

海外トピックス

金融ITナビゲーション推進部 國見和史

・競争促進策として期待される「オープンバンキング」
・米SEC、投資アドバイザー業者に事業継続・移行計画の導入を提案

セミナー報告

第5回「日中金融円卓会合」報告

NRI 北京 金融システム研究部長 神宮健

野村総合研究所(NRI)と中国の有力シンクタンク「中国金融四十人論壇」は、今年6月24日、第5回「日中金融円卓会合」を開催した。

数理の窓

科学的な命題とは

野村アセットマネジメント 大本隆

子供の頃、万有引力の法則は本当に正しいだろうかと疑ったことはないだろうか。自然法則は、万人がそう信じているからこそ成り立つ法則ではないのか、科学は宗教と同じではないか――これは古くからある疑問だ。主観と客観の差という程度では片付かない議論である。しかし、これについては、既に二十世紀の哲学者カール・ポパーにより、一応の解答が出ている。すなわち、科学的命題とは「反証可能性」をもつ命題のことである。