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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2016年6月号

金融市場

マイナス金利の影響を最も強く受けるのは誰か

未来創発センター戦略企画室 上級エコノミスト 佐々木雅也

日銀のマイナス金利の導入が市中の金融機関などに与える負の影響も無視できないが、最終的にその影響を最も強く受けるのは、現行の金融緩和策を転換しようとするときの日銀自身ではないだろうか。

アセットマネジメント

人工知能とビッグデータが変える不動産投資市場

グローバルインフラコンサルティング部 上級研究員 谷山智彦

情報が不透明で恣意的な意思決定が多い不動産投資の世界でも、近年、人工知能やビッグデータの活用に注目が集まっている。日本でも幾つかの不動産価格推定サービスが登場しつつあるが、不動産とITの融合であるReal Estate Tech(不動産テック)を更に推進することで、効率的で透明性が高く、生産性の高い業界へと変わることができるだろう。

リテールビジネス

個人の資産運用アドバイスの高度化のために

株式会社ウエルス・スクエア 代表取締役社長 竹崎竜二

個人の投資パフォーマンスは、投資するファンドのそれに劣後するという研究がある。海外ではその行動の背景がホルモンとの関係にまで広げられている。貯蓄から投資への流れを強固にするためにも、投資家行動の分野に関する研究が盛んになり、成果をアドバイザーが共有できるようになることが望ましい。

ホールセールビジネス

日銀ネットの外為円決済とSWIFTのISO20022移行

証券グローバルソリューション事業一部 上級コンサルタント 鈴木那津子

日銀ネットで行われている外国為替の円決済は、昨年よりISO20022フォーマットで実施されている。
今後SWIFTの従来のメッセージ形態(MT)がISO20022に移行するにあたり、日銀ネット決済部分も影響を受ける可能性がある。

企業IR

英国事例に学ぶガバナンス対話の充実に向けた企業開示整備

ホールセールソリューション企画部 上級研究員 三井千絵

CGコード導入の背景であった日本株式市場全体の活性化には、ガバナンスの改善により企業価値が高まる余地がある企業が、一社でも多く投資家と対話の機会を持ち、価値向上を実現することが重要だ。そのために必要な、投資家の情報収集の量と質の向上を図る企業開示の整備について、英国事例から考察する。

デジタルイノベーションPreview

マーケットプレイス・レンディングの進展と規制論の高まり

デジタルビジネス開発部 グループマネージャー 城田真琴

マーケットプレイス・レンディングが急成長を遂げる一方、政府当局による監視の目も強まっている。主要事業者は規制を回避すべく、共同で自主規制を公表し、先手を打ったが、当面は当局との綱引きが続くだろう。

セミナー報告

金融市場パネル 公開コンファレンス報告

金融ITイノベーション研究部 竹端克利

野村総合研究所(NRI)は、2016年3月14日に「金融市場パネル 2016年春 公開コンファレンス」を開催した。「金融市場パネル」は、国内外の金融市場の動向と日米欧の中央銀行の政策を考え、その成果を当局を含む関係者と広く共有するための場として2009年3月にスタートした。37回目の開催となる本会合は、従来から本パネルの活動を支援していただいている方々を中心に、金融機関、当局、金融メディアの幹部や研究者を招聘するコンファレンスとして開催し、123名の方々にご来場いただいた。

数理の窓

醜いアヒルの子の見分け方

ホールセールソリューション企画部 上級研究員 外園康智

ある国の王様は無類のカエル好きで、カエルに似た献上物をもってきた者に、褒美を与えることにした。さっそく3人が、それぞれ「バッタ」「サンショウウオ」「カエルの置物」を持ってきた。さて、どれが“カエルと似た特徴を多く持つ”のか?