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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2015年6月号

金融機関経営

データ管理態勢の高度化に向け重要性を増すチーフ・データ・オフィサー

ホールセールソリューション企画部 上席コンサルタント 高村幸治

リスクデータアグリゲーション規制(BCBS239)の導入を契機として日本や米国のG-SIBにおいてチーフ・データ・オフィサー(CDO)の設置が加速した。CDOの役割はリスクデータ等のデータ品質の向上に向けた組織的能力の獲得であり、データ管理態勢の能力の優劣が銀行経営の中心的課題となりつつある。

リスク管理

金融機関のリスク・テイク行動を決める企業文化

金融ITナビゲーション推進部 上級研究員 川橋仁美

金融危機以降、金融機関のコンダクト・リスクの顕在化が続いている。コンダクト・リスクは企業文化に起因するものである。企業文化は金融機関の努力により改善すべきものである、と監督当局は考えている。意識して企業文化を守り、維持することは、企業の長期的な財務の安定性にとって不可欠なことであり、それは経営者の重要な責務である。

アセットマネジメント

リキッド・オルタナティブの商品性とニーズ

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 浦壁厚郎

リキッド・オルタナティブと呼ばれる、流動性や透明性の高いヘッジファンド戦略が米国・欧州で拡大している。個別マネジャーの能力評価が必要であることを踏まえると、わが国ではラップ口座等を通じて広まる可能性がある。

リテールビジネス

FinTechが金融を変える・・・なぜFinTechが注目されるのか

リテールソリューション企画部 上席コンサルタント 五十嵐文雄

IT・ネットワークの劇的な変化により、2000年前後以降に生まれたデジタル世代の生活は、大きく変わりつつある。その中で、ITを武器にユーザ目線の新たな金融サービスを提供するFinTechが注目を集めており、従来の金融機関も対応を検討する時期にきている。

リテールビジネス

顧客の関心事に目を向ける姿勢がカギとなる相続ビジネス

金融ITナビゲーション推進部 上級研究員 萩野祐一

2013年度、2015年度の税制改正大綱を受けて、高齢の顧客の相続への関心も高まっている。金融機関でも数多くのセミナーを開催したり、相続関連サービスの拡充を図る動きがみられるが、今後、より相談したい金融機関として認識してもらうためには、顧客の関心事に真摯に目を向ける姿勢や対応がより一層重要となろう。

セミナー報告

米国におけるデータ管理高度化に向けた会議への参加報告

金融グローバル推進部 片岡佳子

野村総合研究所(NRI)は、2015年4月9日、データ管理態勢の高度化に向けた非営利団体であるEDMカウンシル(Enterprise Data Management Council)が、メンバー向けにニューヨークで開催した春期定期報告会にスポンサーとして参加した。

数理の窓

コンピューター時代の大局感

加藤友明

将棋の世界ではコンピューター対プロ棋士という対抗戦が話題となっている。将棋は手数の組み合わせが10の220乗あると言われ、これはオセロの10の60乗、チェスの10の120乗と比べて遥かに多い。1秒に1億手読むコンピューターでも10の8乗に留まることから、将棋はコンピューターの処理速度を遥かに超えるとされてきた。