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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2014年12月号

NRIニュース

巻頭言

金融ITイノベーション事業本部長 執行役員 小粥泰樹

早いもので金融ITフォーカスは2004年11月に初刊を発行して以来、2014年12月をもって丸10年を迎えました。この10年間を改めて思い起こすと、発行開始当初には予想できなかった事象が次々と発生し、結果として不可逆的な大きな構造的変化が金融業界全体に生じていることを実感します。

金融制度ロードマップ

金融制度ロードマップ(金融ITフォーカス 10周年特別企画)

金子久, 片山謙, 川橋仁美, 野崎洋之

銀行・保険・証券など従来分けられてきた金融業界の垣根が低くなり、取り扱い可能な商品が多様化したり、業態をまたがるグループ形態が多く見られるようになってきた。このため、他の業態の動向を意識することは不可欠となっている。しかし、各業態においてはそれぞれ高度な専門性が要求されていることもあり、他の業態についてまで将来導入される可能性のある制度を理解することは難しいのが現実と言えよう。そこで、野村総合研究所では、今後導入される可能性のある制度について検討状況や今後の見通しについて整理を試みた。それが『金融制度ロードマップ』である。

金融市場

量的・質的金融緩和の効果はどこまで波及したか

未来創発センター戦略企画室 上級エコノミスト 佐々木雅也

異次元とされる今回の金融緩和であっても、その効果が実体経済に波及する経路は銀行貸出を通じてである。アベノミクス以降、銀行貸出は確かに増えてはいるものの、銀行の預金超過の状況を大きく転換させるほどではない。

リスク管理

変革管理を後押しするリスク・アペタイト・フレームワーク

金融ITナビゲーション推進部 上級研究員 川橋仁美

バーゼル銀行監督委員会が世界のシステム上重要な金融機関を対象に実施したオペレーショナル・リスク管理体制のレビュー報告では、4つの分野で不十分な点が確認された。そのなかの変革管理は、RAF導入の効用の一つである。本邦金融業界においてもRAFの実質的な効用を意識した息の長い取り組みを期待したい。

アセットマネジメント

市場の成長が期待される中国私募ファンド

ホールセールソリューション企画部 主任コンサルタント 井上まり

中国資産運用業界では規制改革により私募ファンドに係る法整備が進み、今では私募ファンドが市場の7割を占めるまで拡大してきている。登録義務化による規制強化と同時に設定・運用・オペレーション面での規制緩和が実行されたことが背景にある。

リテールビジネス

顧客が期待するファンドラップの付加価値とは

リテールソリューション企画部 主任コンサルタント 東山真隆

ファンドラップ利用者実態調査から、提案時のコンサルティングや契約後のアフターフォローの重要性が明らかとなった。運用成績だけでなく、サービス全体の付加価値を向上させていくことが、より一層重要となろう。

金融インフラ

パーソナルデータに関する制度改正の金融機関への影響

ICT・メディア産業コンサルティング部 上級コンサルタント 小林慎太郎

プライバシー保護を図りながらパーソナルデータ活用を促進するために、個人情報保護法が10年余ぶりに改正されようとしている。規制強化の一方、本人の同意なしでデータの利活用が可能になるなど、金融機関への影響も大きいと考えられる。

数理の窓

合コンにおける幹事の重要性

能勢幸嗣

この号が出版されるのは12月。街がクリスマスに向けて浮足立ちつつあるはず。そこで今回は、クリスマスらしく(?)、出会いについて書こうと思う。