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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2013年9月号

金融市場

中央銀行の「男気」

金融ITイノベーション研究部 部長 井上哲也

FRBによる金融政策の「正常化」が注目を集めるのは、金融市場への影響だけでなく、前提となる米国労働市場の改善に対する見方が分かれるからである。ただ、長い目で見ると、この議論は中央銀行が金融政策だけでは実現しえない目標を掲げていることの副作用という面もある。

金融機関経営

本格化する本邦金融機関のFATCA対応

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 川橋仁美

2013年6月21日に「米国のFATCA(外国税務コンプライアンス法)実施円滑化等のための日米当局の相互協力・理解に関する声明」が公表された。制度の詳細が明らかになり、国内金融機関は準備を開始したところである。実施においては、現場担当者の負担を考慮し、現行の事務手順等を最大限に活かした効率的かつ堅実な対応が望まれる。

アセットマネジメント

日本版スチュワードシップコードへの期待

金融ITイノベーション研究部 上席研究員 堀江貞之

2013年末までに日本版スチュワードシップコードの制定が予定されている。機関投資家の投資先企業への関わり方を強め、企業経営に長期の資本生産性改善を含めた企業価値向上を図るよう規律付けることが制定の目的である。この目的に適う柔軟なガイドライン作りが不可欠となる。

リテールビジネス

決済サービスにおけるビッグデータ活用とCLO(Card Linked Offer)

金融ソリューション事業二部 上級コンサルタント 宮居雅宣

決済サービスは単に「決済できる」というだけでは選ばれない時代に突入し、「特典」を組み合わせる必要が高まっている。米国では金融機関が加盟店の特典を会員に提供するCLO(Card Linked Offer)が有効なマーケティングソリューションとして台頭し始めており、国内の決済事業者も利用履歴データを活用した効果的なマーケティングツールとして取り組み始めている。

中国金融市場

中国における資産証券化再開の意義

NRI北京 金融システム研究部長 神宮健

資産証券化業務が再開され注目を集めている。情報開示がしっかりなされれば、新たな資金調達ルートとしてシャドーバンキング問題の緩和につながるものとしても期待される。

数理の窓

至福の享受を妨げるのは

山本由香理

知らぬが仏という言葉はIgnorance is a bliss(無知は至福)と訳されるが、果たして知るという行為は人にどのような影響を及ぼすものだろうか。