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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2012年12月号

金融市場

ギリシャの政府資産売却

金融ITイノベーション研究部 副主任研究員 竹端克利

広範囲にわたる資産の売却計画を進めているギリシャ政府。表面的には政府債務の削減策と映るこの計画だが、より本質的にはギリシャ経済全体の構造改革を目指した成長戦略の一環として理解されるべきである。

リスク管理

保険会社におけるオペレーショナルリスク管理高度化の取り組み

ERM事業企画部 上級コンサルタント 野口佳宏

国際的な金融規制の見直しを受けて、保険会社においても事務リスク、システムリスク、自然災害等の管理態勢を強化し始めた。各種リスクの的確な評価とともに、顧客保護・事務品質向上への積極的な取組みが期待される。

アセットマネジメント

拡大が見込まれる国内インフラ投資に向けて

公共経営コンサルティング部 主任研究員

近年、国内インフラに対する投資環境の整備が進展し、新たに空港、道路、港湾等が投資対象として登場する見込みである。これらのインフラは、これまでPFI事業によって多く整備・運営されてきた学校、庁舎、公営住宅・宿舎等のインフラのリスク・リターン特性とは異なるため、投資を始めるには早急に事業を見極める目を持つ必要がある。

リテールビジネス

地震保険の認定区分の細分化がもたらす課題

ERM事業企画部 上級コンサルタント 野崎洋之

地震保険は「被災者の生活の安定に寄与すること」を目的としているが、実際には、損害を補償する保険として用いられている。今まさに、商品改定に向けた議論が行われているが、安易な改定は、次なる問題を引き起こす可能性が高い。

海外トピック

アジア域内銀行のマルチ・ドメスティック戦略と新展開

NRIアメリカ 主任研究員 片岡佳子

ここ数年、アジアでは、複数国において従来の既存事業基盤や顧客基盤に捉われることなく、新市場での新しい成長機会を追及するマルチドメスティック銀行の存在感が高まりをみせている。こうした銀行の事業モデルは近年深化すると共に、裾野拡大の動きもみられ始めている。

Case Study

セミナー報告

金融市場パネル報告 IMF/IBRD総会記念 国際コンファレンス

金融ITイノベーション研究部 嶋村武史, 竹端克利

野村総合研究所(NRI)は、2012年10月12日に「金融市場パネル:IMF/IBRD総会記念 国際コンファレンス」を開催した。「金融市場パネル」は、金融市場の動向と中央銀行の政策に関して考える場として2009年3月にスタートしたが、今般、東京で40年ぶりに開催されるIMF/IBRD総会の時期に合わせて開催することで、登壇者・参加者を含めて海外からの参加者を多数招聘する「国際コンファレンス」として企画した。当日は、従来から本パネルの活動を支援していただいている先を中心に国内外の金融機関、研究機関、金融メディアの幹部や専門家の98名の方々にご参加いただいた。

数理の窓

21世紀少年のインセンティブ

加藤友明

15年前に2つの電子百科辞典のビジネス・モデルがあった。1つ目は、マイクロソフトのEncartaという何千人ものプロに適切な報酬を与えて執筆させた電子百科事典。2つ目は、誰も金を与えられず、みんなが好きだから投稿するだけの電子百科事典。15年前にどっちの電子辞書が勝つと思うかと聞かれたら何と返答したであろうか?後者のWikipediaが勝つなんて言う人は少なかったであろう。