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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2012年9月号

金融市場

期待されるPTS利用の拡大

未来創発センター 主席研究員 大崎貞和

日本の株式市場におけるPTS利用の妨げとなってきたとされるTOB規制上の5%基準の適用が見直される。機関投資家によるPTS利用に弾みがつくものと期待されるが、本格的なHFT時代に備えた規制やシステム・インフラの見直しも必要である。

リテールビジネス

メインバンクはどのように移り変わるのか
~顧客との長いお付き合いの鍵はネットチャネル~

金融コンサルティング部 コンサルタント 奥見紗和子

NRI生活者1万人アンケート調査によれば、メインバンクを変更するタイミングには主に30代と60代の2つのピークがあることが明らかになった。大手銀行は、今後の更なるメインバンク化の促進のために、ネットチャネル等を有効に用いて顧客を繋ぎとめていくことが重要である。

金融インフラ

欧州清算機関の競争と統合

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 片山謙

欧州では、取引所や清算・決済機関の競争と統合を促す政策を背景に、清算手数料の大幅な引き下げ競争が進み、さらには取引所グループと清算機関の経営統合という動きにつながってきている。

企業IR

次世代EDINET更改と重要事実情報のXBRL化

資産運用ソリューション企画部 データアナリスト 三井千絵

企業評価の効率化に向け、財務情報だけではなく、投資判断に大きな影響を及ぼす重要事実についても一部XBRL化の取り組みが行われる。将来的に、TDnetの適時開示と併せて取り組みが拡がれば、業務効率化や日本の株式市場の透明性向上などが期待できるだろう。

中国金融市場

中国における金利自由化の再開

NRI北京 金融システム研究部長 神宮健

今年前半の中国の金融改革は、資本自由化の予定案の提示(2月)、為替変動幅拡大(4月、5年ぶり)、金利自由化再開(6月、8年ぶり)と、予想を上回るペースで進捗した。

セミナー報告

「日中金融円卓会合」報告

金融ITイノベーション研究部長 井上哲也

野村総合研究所(NRI)は、2009年3月以来、金融市場に関する政策を議論する場として「金融市場パネル」(※1)を運営してきた。去る6月24日、中国で同様な活動を行うシンクタンクである「中国金融40人論壇」(CF40)(※2)と合同で金融円卓会合を初めて開催したので、目的や内容、今後の展望を報告する。

数理の窓

当選くじ番号の伝え方

外園康智

A君は、数字当てくじ“ロット7”の当選番号に法則があることを見つけ、今回の当選番号14桁を知ることができた。A君は売り場に行くことができないため、近くに住むBさんに“電報”で伝えることにした。しかし前時代的な電報で送れるメッセージは14文字だけだ。「ロット クジ カイ! XXXXXX」 この状況で、A君はBさんに当選番号を正確に伝えることができるだろうか?