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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2011年10月号

金融市場

米国の金融安定監視委員会(FSOC)による年次報告

金融ITイノベーション研究部 上席研究員 井上哲也

FSOCが公表した年次報告書は、米国金融システムを概観する上で便利であるが、技術的あるいは政治的な意味での分析手法の限界や、コミュニケーションの「さじ加減」の難しさのため、潜在的リスクや政策提言を巡る議論に課題が残った。同時に、金融安定に不可欠なグローバルな視点については、IMFやBISといった国際機関による報告を活用することも望まれる。

アセットマネジメント

アジアの機関投資家の特徴とマーケティング上の注意点

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 堀江貞之

日系大手運用会社を中心にアジア株式の運用機能を確立する動きが拡大しているが、投資家としての
アジア機関投資家を獲得している例はまだ数少ない。ガバナンス体制が未整備で対人関係を重視する
アジアの機関投資家の特徴に合わせた営業体制の整備が不可欠であり、現地化を進める必要がある。

リテールビジネス

予想される退職後所得の「水準の低下」と「格差の拡大」

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 金子久

30年後60歳を迎える人々の退職後の生活水準を定量的に推計した。この結果、良好な経済状況を前提としない限り、30年後の退職世帯の多くが今の退職世帯より厳しい退職生活を送らなければならないことがわかった。また、30年後の退職者世帯の経済格差も今よりさらに拡大すると予想される。

IT&オペレーション

企業評価に決算書フットノート情報を生かすXBRL化 -米国事例より-

投資情報サービス事業部 データアナリスト 三井千絵

個別企業分析においては、フットノート(注記、事業別セグメント)の情報は欠かせない。しかしその記載は個別性が高く、分析の効率化にXBRLが期待される一方、作成する企業の負担も懸念される。米国では段階的導入によりフットノートのXBRL開示が始まっている。投資家の声を重視し、様々な企業支援が行われている。

中国金融市場

中国商品先物市場:真の発展はこれから

NRIアメリカ リサーチ・アナリスト

2010年、中国商品先物市場は世界最大の取引量を記録した。2011年、投機熱抑制を主眼とした一連のガイドラインが取引量の急減を招くも、新たに承認された先物投資アドバイス業務、そして導入に向けた議論が続くCTA(商品取引顧問)やオフショア・ブローカレッジが、この市場の発展に寄与するものとして期待が寄せらている。

数理の窓