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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2010年8月号

金融市場

英国での金融監督体制見直しー「垂直統合」の試み

金融市場研究センター 主席研究員 井上哲也

英国の金融監督の見直しでは、金融監督当局を中央銀行の管轄下に置く案が示された。こうした「垂直統合」には、システミックリスクを分析する中央銀行とこれに基づく対策を採る監督当局との連携強化というメリットが期待できる反面、金融政策の独立性への影響や公的当局内のチェック・アンド・バランスの欠如といった新たな問題を伴いうる。

金融機関経営

水面下で進む経営管理体制の再構築

金融市場研究センター 上級研究員 川橋仁美

欧米の大手金融機関は、この2年のあいだ金融危機の後処理に追われる一方で、経営管理体制の再構築を着実に進めてきた。国内金融機関は、金融危機を対岸の火事とせず、欧米金融機関の金融危機の経験に学び、自らの経営管理体制の高度化に役立てていく必要がある。

バンキング

パーソナライズ化した金融サービス

バンキング事業推進部 上級システムコンサルタント 大浦眞一郎

「来店機会が少ない顧客へのアプローチ」と「対面中心の既得意客へのきめ細かい対応」がチャネル戦略の課題と言われている。インターネットの利用が高まっていく過程において、それを活用したパーソナライズ化した金融サービスは、その課題に対する1つの解決策になり得る。

金融インフラ

資金決済法とリテール決済ビジネスの今後の展開

金融システム開発四部 主任システムコンサルタント 八坂明光

今年4月に施行された注目の「資金決済法」。変化の激しい個人向け決済ビジネスに様々な面でインパクトをもたらすことが予想される。とりわけ規制緩和となる資金移動業は、業務・インフラ面で相応の負荷を覚悟する必要があるものの、新たなビジネスチャンスを生み出すと考えられる。

海外トピックス

欧州リテール金融のクロスチャネルの歩み

NRIヨーロッパ 社長

欧州のリテール金融のチャネル戦略は、個々のチャネルを拡充する時代から、複数のチャネルを連携させ、パーソナライズされた情報をやりとりする時代に移り変わってきた。現在、インターネットやモバイルを利用した、さらにパーソナル化が進んだサービスに向かっていく動きが出てきている。

セミナー報告

セミナー報告

アジア金融事業部 南本肇

2010年4月27日、野村総合研究所(NRI)は清華大学中国金融研究センターと共同で、「中国資本市場十年展望国際フォーラム」を開催した。本フォーラムは、NRIが2009年9月より同センターへ委託した研究の成果を発表するとともに、有識者パネルディスカッションを実施し、中国資本市場の発展動向について理解を深める目的で開催したものである。当日は、中国の証券業界およびメディア関係者など約130名が集まった。

数理の窓

不確実であることを嫌う人々

高村幸治

不確実性に直面したときに人間は非合理な行動をするものだが、1961年に経済学者のエルスバーグによって発表された有名なパラドクスがある。