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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2009年8月号

金融市場

システミックリスクとの闘い-中央銀行の役割と課題

金融市場研究室 主席研究員 井上哲也

米欧での金融監督の見直しに向けた議論では、システミックリスクの抑止のため、中央銀行がリスクの集積を監視する役割を担う考え方が示されている。こうした役割を発揮するには、①中央銀行が採り得る措置の内容を予め明確にする、②中央銀行の措置に対する説明責任やガバナンスの仕組みを用意する、③各国中央銀行による協調を強化する、といった対応が課題である。

アセットマネジメント

効率的な年金サービスを提供する条件を考える

金融市場研究室 上席研究員

2009年6月、トロント大学ロットマン年金経営国際センターでディスカッションフォーラムが開催され、効率的な年金サービスを受給者・加入者に提供するための条件などについて議論された。

バンキング

電子記録債権がもたらす融資業務の変革

バンキング事業推進室 上席システムコンサルタント 宮川弘之

法とIT、2つの技術の結晶である電子記録債権。金融機関の融資業務も大きく変わると思われる。新たな経済インフラの発展は、21世紀のわが国に課せられた大命題であり、社会に大きな利益をもたらすかどうかは、「知恵」と社会全体の「協同意欲」にかかっている。

金融インフラ

株式貸借取引のリスク削減に向けて

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 中垣内正宏

リーマン・ショックで顕在化した株式貸借取引の決済リスクを低減する方策が求められている。欧米では、株式貸借取引に係る業務をサポートするソリューションベンダーと清算機関が提携し、カウンターパーティ・リスクの低減や業務処理の効率化を実現しつつある。

海外トピック

年金バイアウトの実施に向けコンセンサスの醸成が進む米国

NRIアメリカ 上級研究員 金子泰敏

確定給付型企業年金の運営はグローバルな課題となっている。年金リスクを母体企業から完全に切り離すことが可能な年金バイアウトは、制度的ハードルの高さを前に日本では検討さえ進んでいないようだ。これに対し米国では、政府レベルで議論されており、実行に向けた論点は明確になりつつある。

数理の窓

参加者を正直者に変える

外園康智

今、部内で暑がり派と寒がり派で、室内温度を3℃下げるか否かで議論している。賛成と反対で真っ二つだ。ここで、どの程度、強い意志をもっているか金額で表すことにした。賛成ならプラスの金額を、反対ならマイナスの金額を申告し、その合計がプラスなら室温を下げ、0かマイナスならそのままにすることにした。