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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2009年3月号

金融市場

改めて問われるコーポレート・ガバナンス

研究創発センター 主席研究員 大崎貞和

これまで監査役の権限強化、社外監査役の設置義務づけ、委員会設置会社制度の導入などコーポレート・ガバナンスに関する制度改革が進んできた。最近になって改めて、社外取締役の選任義務づけなど、ガバナンス向上に向けたルールのあるべき姿をめぐる議論が活発化している。

リスク管理

組織の危機対応力を高める流動性ストレステスト

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 川橋仁美

今回の金融危機を受け、流動性リスク管理の高度化に対する取り組みが本格化している。規制強化に共通する事項は、ストレステストの高度化である。ストレステストを実施する目的は、多様な危機を仮想的に体験することを通じて組織全体の危機対応力を高めることにある。

アセットマネジメント

分散投資は機能しなかったのか

金融ITイノベーション研究部 副主任研究員 浦壁厚郎

運用環境の暗転は年金資産に大きな損失を与えており、分散投資の効果にも疑問が投げかけられている。しかし本稿の検証によれば、ポートフォリオのリスク配分を管理することで、環境変化に対して耐性の強いリターンの享受は可能であり、リスク分散の意義は依然として健在であったといえる。

ホールセールビジネス

新しいマーケットメイク取引

金融先端ビジネス企画部 コンサルタント 金島一平

証券会社が主体となる取引手法であったマーケットメイク取引が、投資家が主体となる取引手法に姿を変え、欧米取引市場における主流となってきている。欧米の動向を踏まえ、国内PTS発展への指針を示す。

海外トピック

金融危機によるグローバル・マネーフローの変化

NRIヨーロッパ 上席コンサルタント 高村幸治

2007年にかけ米英を中心として拡大したグローバル・マネーフローの構造は、金融危機により質的に変化し、マネーの本国回帰(リパトリエーション)といえる状況が発生した。米英を中心とするマネーフローの構造変化が短期的に回復する目処が立たない状況下にあって、金融機関のビジネス・モデルも質的に変化する必要に迫られている。

数理の窓

譲り合いの精神が全体最適を生む

南本肇

ある会社の従業員組合が、社員食堂を借り切っての社内イベントを企画した。100名の組合員数に対し、食堂スペースの制約上、イベント参加定員は50名である。そのイベントに参加するかどうかは、各組合員の裁量に任されている。