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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2008年11月号

金融市場

米国投資銀行業界の再編は何を意味するか

研究創発センター 主席研究員 大崎貞和

米国の大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻し、メリルリンチはバンク・オブ・アメリカに買収される。リスクの高い証券業務に特化する投資銀行は、英国のマーチャント・バンクと同様に、資本力の大きい商業銀行に膝を屈することになった。

アセットマネジメント

グローバル・マンデート運用の台頭とビジネスへの示唆

金融ITイノベーション研究部 副主任研究員 浦壁厚郎

ホームカントリー・バイアスの解消と、国内株式/外国株式を区別しない「グローバル・マンデート」商品の受容が進展する。これにより、運用業界では各社の運用リソースに応じた棲み分けが行われ、自社に固有のリターンをいかに広範な投資家に提供できるかがビジネスの成否を分ける。

金融インフラ

本格化する欧州の清算・決済機関の競争

金融市場調査室 上級研究員 片山謙

欧州では、証券取引の清算・決済機関における競争が本格化している。欧州連合の競争促進政策を背景に、清算業務への新規参入が相次ぎ、決済業務へ欧州中央銀行が積極関与するようになった。結果、既存清算・決済機関のビジネスモデル変革や、参加者側の新たな対応が求められている。

IT&オペレーション

システミック・リスク抑制に向けた処方箋

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 中垣内正宏

OTCデリバティブ取引の決済不能が原因となるシステミック・リスクを抑制するために、業界団体や有識者は様々な対応策を提示した。実現には、セルサイドだけでなく、バイサイドの参画が求められる。

海外トピック

「ソルベンシーⅡ」が後押しする投資銀行の欧州保険会社向け事業

NRI ヨーロッパ 主任研究員

保険会社における経済価値把握に向けた取り組みは欧州が先行する。新規制導入による事業拡大を睨み、投資銀行では、陣容強化、サービス高度化を目指した取り組みが続いている。

数理の窓

レモンだらけの市場を回避する

小林孝明

「レモンの問題」と呼ばれるゲーム理論はご存知だろうか。たとえば、とある中古車市場では、良品と粗悪品(スラングで粗悪品を“レモン”と呼ぶ)が混在しており、消費者は車の専門家ではないため、良品と粗悪品の区別がつきにくい。