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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2008年8月号

アセットマネジメント

コストの可視化による投資信託ビジネスの効率化

金融市場調査室 上級研究員 片山謙

日本の投資信託は1本あたりの資産規模が小さく、効率化の余地がある。今後も新たに設定される投資信託の数は増える可能性があるが、投資信託運営の固定費を個別投資信託に配賦し、収支を可視化することで、資産が大きく減少した投資信託の早期償還や併合を促し、ビジネス全体の効率を高めることが期待される。

アセットマネジメント

サステナビリティー投資はメインストリーム化するか?

金融市場調査室 上席研究員

サステナビリティー投資とは、従来の伝統的な株式評価手法とESG分析を統合することで、長期にわたって高いリターンを獲得する株式投資手法の一つである。克服すべき課題は多いが、年金ファンドなどの長期投資家にとって重要な手法の一つになる可能性がある。

リテールビジネス

家計の資産運用は保守化しているのか

金融市場調査室 上級研究員 金子久

2008年3月末の家計の金融資産は1年前に比べ、大幅に減少した。内訳を見ると、定期預金が増加するなど、家計の資産運用は一見して保守化している。だが、外貨建て運用などを中心に、依然旺盛な投資意欲も見られる。

海外トピック

サブプライムローン問題後の米銀再編展望

NRI アメリカ 上級研究員 吉永高士

米銀の再編は、巨額償却負担によって一部大手が主導的立場から脱落したとはいえ、魅力的な低コスト預金事業基盤の獲得を中心とする再編のベクトルに変化はない。全米で10%近いシェアを持つ複数のナショナルバンクと中小銀行とのすみ分けが進んでいくだろう。

中国金融市場

中国資産運用会社の業務拡大

金融ITイノベーション推進部 上級コンサルタント 孫錫寧

中国の資産運用会社は国内投資信託の運用管理という単一業務で発展してきた。さらにここ数年で、年金運用やQDII投資信託の設定など、新規業務が次々に認められ、業務体系の整備がほぼ完了した。法制度の詳細が具体化・明示化されることにより、今後の成長が期待される。

数理の窓

賞金を逃す確率は ~モンティホール・ジレンマ~

外園康智

『ドアが3つA、B、Cとあり、そのうちのどれか1つに賞金100万円が隠されている。あなたは1つのドアを選択し、賞金のあるドアを当てれば、100万円もらえるとする。あなたは、初めドアAを選んだ。すると、正解を知っている司会者は、「残っているドアBとCのうち、Bは違います」と言って、ドアBを開ける。