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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2008年7月号

金融市場

始動するプリンシプル・ベースの監督

研究創発センター 主席研究員 大崎貞和

金融庁がめざす「ベター・レギュレーション」の機軸となる「金融サービス業におけるプリンシプル」が公表された。金融機関の自主的な取り組みと英国にならったプリンシプル・ベースの監督手法の定着が期待される。

金融機関経営

資産残高が減少に転じた2007年度の資産運用ビジネス

金融ITイノベーション研究部 副主任研究員 浦壁厚郎

わが国の資産運用専業会社の2007年度の運用資産は、22兆円の減少となった。運用会社は、今後の資金流入の停滞を想定して、報酬率の高い新規プロダクトを指向することになろうが、その際も品質・独自性に見合ったプライシングの実施が求められる。

アセットマネジメント

個人を長生きリスクから護るために~行動経済学からの示唆~

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 末吉英範

長生きした場合のお金のリスクをコントロールできる終身年金を、人々は積極的に利用していない。そのような中、近年の投資心理の研究によって、終身年金の魅力を高めるアイディアが浮かび上がってきている。

リテールビジネス

懸念される確定拠出年金加入者の運用収益率

金融市場研究室 上級研究員 金子久

確定拠出年金全体で運用の期待収益率を試算すると、多くの関係者が抱く懸念の通り、凡そ半数の加入者は平均的な想定利回りを下回る収益率しか得られそうにないことが分かる。確定拠出年金の発展のため、今後、詳細な加入者行動の分析が行われることを期待する。

海外トピック

金融アドバイザリー・サービスの真価

NRI ヨーロッパ アナリスト

イギリスでは、アドバイザリー・サービスの一層の透明化・専門化を一つの梃子にして個人による金融市場への信認の回復・獲得を図る議論が進んでいる。個人と金融アドバイザーとの利益相反の入り込む不透明性を排除していく考え方は、わが国にとっても参考になろう。

数理の窓

ピンポン玉と地球

30年以上前に塾で出された算数の問題で、いまだに忘れられないものがある。「半径2cmのピンポン玉と半径6,378kmの地球の各赤道面の円周上にピッタリと糸を回す。その糸に1mを追加して、再度糸を球の中心から巡らした時に、球面から浮かび上がる高さはピンポン玉と地球ではどちらがどれだけ大きいか?」