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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2007年8月号

金融市場

預金への回帰? -日銀資金循環統計から-

金融ITイノベーション研究部長 小粥泰樹

6月15日に公表された日銀の資金循環統計によると2006年度は家計による定期預金の保有が6.6兆円も増加した。これは「貯蓄から投資へ」に逆行するものではなく、むしろこれを加速する現象と見ることができる。

ホールセールビジネス

ブローカー評価の現状と今後 -バイサイドアンケートより-

金融ITイノベーション研究部 副主任研究員 加藤大輝

日本におけるブローカー評価では、依然としてリサーチの比重が高い。しかし、徐々にではあるが売買執行の比重が高まっていく傾向が見られる。このとき多様な執行手段の提供と、その手段を適切に選択するための執行コンサルタントの能力が証券会社に求められるだろう。

リテールビジネス

求められる投資経験に応じた投信販売戦略

IT事業推進部長 早川康弘

当社が実施したインターネット調査の結果によれば、顧客が投資信託を購入する際に必要となる判断基準の検討度合いは、投資経験を積むほど深くなる。投資経験の少ない顧客を多く抱える金融機関では、情報を受け取る能力の個人差があることを前提にしてきめ細かく対応することが重要である。

IT&オペレーション

コーポレートアクションデータの処理自動化に向けた動き

金融ITイノベーション研究部 上級システムコンサルタント 中垣内正宏

コーポレートアクション処理は、ひとたび、ミスが発生すると莫大な経済的損失を招きかねない。しかし、その処理は、未だに手作業に負う部分が多く、非効率な状況である。コーポレートアクション処理の効率化は、近年、業界全体で取り組むべきプライオリティの高い課題として認識され、処理自動化に向けた活動が活発になっている。

海外トピック

エージェンシー機能を拡充する投資銀行

NRIアメリカ 上級コンサルタント 高村幸治

欧米投資銀行はトレーディング機能を拡充するためにエージェンシー機能の買収を行ってきた。買収したエージェンシー機能の組織上・機能上の取り込み方については、各社の戦略によってさまざまな工夫が見られる。

数理の窓

合成の誤謬

ファンドのパフォーマンスを評価する際、しばしば、投資国別、業種別などの要因分解が行われる。ファンドの運用において、個別要因ごとに分けて分析することの重要性が広く認識されている一方で、要因ごとにみた「部分」から得られる結論と、問題「全体」を見通して得られる結論とが正反対になる場合があり、どちらの結論を採用するべきなのか、判断に迷うことがある。