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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2007年4月号

金融機関経営

欧州運用会社のリスク管理にみる日本への示唆

金融ITイノベーション研究部 副主任研究員 甲斐俊吾

欧州運用会社では、本邦と比べ高度なリスク管理が実現されている。その背景には、UCITSIII指令によるデリバティブへの投資許可とレバレッジ上限ルール設定の影響がある。今後、本邦運用会社によるデリバティブの活用が拡大すれば、欧州と同レベルの市場リスク管理が必要になるであろう。

アセットマネジメント

運用会社の業者向け情報提供業務の効率化に向けて

金融ITイノベーション研究部 システムコンサルタント

運用会社が行う販売(仲介)業者への情報提供によって、両者のコミュニケーションは今後一層強化されることが想定される。情報提供業務の実行性を担保する効率的な仕組みを構築することは、健全な市場作りの推進力となろう。

ホールセールビジネス

欧米で定着する債券電子取引

金融ITイノベーション研究部 主任システムコンサルタント

欧米での債券の電子取引は着々と拡大しており、対顧客間取引でも流動性の高い国債を中心として取引件数も年々増加傾向にある。条件に応じて相対と電子取引を使い分けるバイサイドの意識の変化があるようだ。

IT&オペレーション

今後の自動車保険PAYDに期待すること

保険営業開発室 主任システムアナリスト 加藤純央

車の走行データに基づき、実際のリスクに応じた保険料を課す自動車保険PAYD(ペイド)が、欧米や日本で既に始まっている。日本で本格的にPAYDを販売するための環境は徐々に整いつつある。今後は、欧米事例に観られるような、顧客ニーズに応えるきめ細かな保険料設定を可能とするPAYDが実現されることを期待したい。

海外トピック

サービス・プロバイダに求められるシステミック・リスク管理

NRIヨーロッパ アナリスト

金融システムは常に「システミック・リスク」という深刻なリスクに晒されている。金融システムの核心を担うサービス・プロバイダにも、金融機関と同等のリスク管理能力が問われる。欧州ではすでにサービスプロバイダを対象としたリスク規制が実施されようとしている。

数理の窓

野球の打撃成績はどれくらい水物か?

田中隆博

野球の打撃成績は、好不調の波が激しいことで知られている。不振が続いた打者に対して「○○はスランプだ」などというフレーズがよく聞かれるし、「打撃は水物だから守備を固めろ」などとも言われる。しかし本当は真の打撃成績は常に一定で、偶然に生じた不振の連続を「スランプ」と称しているだけなのかもしれない。