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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2006年12月号

金融機関経営

保険金不払問題が意味するもの

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 河合孝

保険金不払問題は、ある日突然起きたものではない。保険のビジネスモデルにつきまといやすい潜在的な問題である。今回を契機として、保険会社と顧客間の相互牽制機能が強化され、問題を事前防止する枠組みが確立されることに期待したい。

アセットマネジメント

卵の取扱説明書の改訂版

金融ITイノベーション研究部 主任研究員 末吉英範

資産運用の先端では、古くから実践されてきた分散投資ではリスク源泉の分散が達成できていないという懸念が強く認識されるようになった。この問題の克服に、「リスクパリティポートフォリオ」「ポータブルベータ」といった先駆的な投資概念が登場し、人々の注目を集めている。

ホールセールビジネス

金融商品の多様化とリスク管理

金融ITイノベーション研究部 上席コンサルタント 三浦敦

投資家のニーズに合わせて、証券化商品などの開発が進んでいるが、セカンダリー市場の整備は遅れている。ヘッジや投資手法の多様化を行いたいが高度なリスク管理システムを持たない投資家に対して、リスク管理のサポートを検討していく必要がある。

リテールビジネス

個人投資家の資産運用の動向

金融ITイノベーション研究部 上級研究員 金子久

家計の資金は投資性金融商品へ流れ込み始めている。家計の運用姿勢に変化の兆しも見えるが、家計は投資の中では低リスクの商品を中心に選択しており、運用の保守性を未だに堅持している。個人を本格的な投資に導くためには、金融機関は長期的な視点で資産運用サービスを考える必要がある。

海外トピック

欧州金融機関に見る顧客本位マーケティングの実践

金融ITイノベーション研究部 上級コンサルタント 萩野祐一

欧州の先進的金融機関は、顧客の嗜好を加味したセグメンテーションや、EBMなどの工夫により、顧客本位のマーケティングを実践している。国内金融機関も総じて顧客本位を掲げているが、なかなか実践に結びついていないところも多いのではないか。今後の実践および収益化に向けては、より一層の取り組みが求められよう。

数理の窓

視点を変えることの大切さ

一見理解し難いと思われる現象でも、見方を変えることで至極単純に理解できるようになり、かつ関係がないと思われていた現象も整合的に説明できるようになるということがままある。