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金融ITフォーカス

金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
※組織名、職名は掲載当時のものです。

2006年7月号

アセットマネジメント

注目を集める新たなショートポジション許容戦略

金融ITイノベーション研究部 上席研究員

これまで、空売りをせずロングポジションだけの運用であった伝統的な株式運用に、ショートポジションを取る運用戦略が登場した。この運用戦略は、空売り禁止という制約条件の緩和だけに留まらず、一部のロングショート運用と伝統的株式運用の境界線を曖昧にし、運用報酬体系・運用ガイドラインの変更など、運用会社の運用戦略に大きな影響を及ぼす可能性がある。

ホールセールビジネス

クレジットデリバティブ契約処理問題のその後

金融ITイノベーション研究部 上級システムコンサルタント 中垣内正宏

クレジットデリバティブのコンファメーションバックログ問題の解決に向け、業界関係者は最重要課題として取り組んできた。その結果、バックログは大きく減少したが、対処療法に過ぎない。抜本的解決のためには、フロントオフィスからのSTPにまで踏み込まなければならない。

リテールビジネス

個人投資家向けヘッジファンドの動向

金融ITイノベーション研究部 副主任研究員

ヘッジファンド型の投資信託は、90年代後半から個人投資家向けに販売され始めて以来、順調に残高を伸ばしてきている。近年では投資できるヘッジファンドの戦略の幅が広がり、市場の厚みが増してきている。

IT&オペレーション

人に代わってニュースを読むコンピュータ

金融ITイノベーション研究部 システムコンサルタント 角田充弘

ニュース記事を統計的な手法で定量評価して、株価分析や投資情報に役立てる動きが広まっており、アルゴリズムトレーディングなどの分野への今後の応用が期待されている。

海外トピック

存在感を増すクロッシングネットワーク

金融ITイノベーション研究部 副主任研究員 加藤大輝

米国では注文の細分化により、取引所での株式のブロック取引が困難となったが、その代替市場としてクロッシングネットワークが注目されるようになった。またアルゴリズム取引のために内部の小口注文とマッチングをする社内クロスを提供する証券会社も増えてきている。

数理の窓

慌てる乞食か優柔不断か ─タイミングを決定する難しさ─

小粥泰樹

意思決定のタイミングに関する戦略を数理的に解析することは古くからアカデミックな世界でも関心を集めている。例えば次の「秘書問題」は最適停止問題と呼ばれる問題の一例であり、意思決定のタイミングの面白さを紹介する上で古典的な題材となっている。