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決定版リブラ: 世界を震撼させるデジタル通貨革命

  • 木内登英 [著]
  • 東洋経済新報社 発行
  • 2019年12月13日
  • 定価:本体1,600円+税
  • 四六・272ページ
  • ISBN [978-4-492-68146-6]
  • 並製

金融史上最大の創造的破壊を日本の第一人者が解説

主要目次

はじめに リブラは救世主か悪魔か 
第1章 世界に衝撃を与えたリブラ計画
第2章 デジタル通貨2.0時代の幕開け
第3章 プラットフォーマーの進撃
第4章 リブラは銀行制度を破壊するのか
第5章 中央銀行と国家に挑戦するリブラ

著者からのメッセージ

本書は、フェイスブックが発表した新デジタル通貨リブラ計画や、それに触発されたデジタル人民元などについて論じたものです。銀行口座を持てず、送金などの金融サービスを利用できない新興国の低所得者に、便利で低コストの金融サービスを新たに提供する、というフェイスブックの理念に強く共感する人が多くいます。

他方で、中央銀行など金融当局は、リブラは銀行経営に深刻な打撃を与え、金融政策の効果を損ね、マネーローンダリングなどの犯罪を助長することなどを強く懸念しています。こうした相反する2つの意見を踏まえ、世界はリブラとどのように向き合うべきなのか、を本書では論じています。筆者自身は、どちらの意見にも偏らず、中立的な立場でその解を探ってみました。

リブラ計画は現在、強い逆風に晒されています。2019年10月に開かれたG20(20か国・地域財務相・中央銀行総裁会議)は、リブラなどステーブルコインには「深刻なリスク」があると結論付けました。しかし、当局が仮にリブラ計画を潰しても、遅かれ早かれ、第2、第3のリブラ、つまりフェイスブック以外のプラットフォーマーらによるグローバルデジタル通貨は出てくるでしょう。

リブラ計画によって、従来の金融の世界をひっくり返す、いわば「パンドラの箱」は既に開けられてしまったのです。そのデジタル金融の新たな流れを逆行させることは、もはや難しいように思います。我々がいま真剣に考えなければいけないのは、適切な規制策を講じることで、それを現在のシステムにどのように円滑に取り入れていくか、ではないでしょうか。

Writer’s Profile

木内登英Takahide Kiuchi

金融ITイノベーション事業本部
エグゼクティブ・エコノミスト
専門:内外経済・金融

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